1から9までの数を互いに掛け合わせた数の一覧表。また、その唱え方。「一一 (いんいち) が一」から「九九 (くく) 、八一」まで。

言葉や詩歌の一句一句。

「其文もまた絶妙にして—錦繍なるが故に」〈逍遥小説神髄

[動カ下二]くける」の文語形。
[動カ四]漏れる。間をくぐり抜ける。
  • 「春の野の繁み飛び—・く鶯 (うぐひす) の」〈・三九六九〉
[ト・タル][文][形動タリ]
  1. まちまちで、まとまりがないさま。

    1. 巷説—として一定しない」〈嶺雲・明治叛臣伝〉

  1. 価値が低いさま。取るに足りないさま。

    1. 「—たる利害のごとき、問題にはならない」〈中島敦・弟子〉

  1. 些細 (ささい) なことにこだわって、こせこせしているさま。

    1. 「大丈夫—として物を思わんやだ」〈逍遥当世書生気質

[形動][文][ナリ]1に同じ。
    1. 「これに対する世評も—で」〈寅彦・災難雑考〉

[ト・タル][文][形動タリ]
  1. 日の光などが暖かなさま。

    1. 「—たる春日 (しゅんじつ) に背中をあぶって」〈漱石草枕

  1. 恵みを与えるさま。

    1. 「自然主義の文芸は…偏えに—熙々 (きき) の情趣に乏しきか」〈片上天弦・人生観上の自然主義〉

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