出典:gooニュース
伝統の亀卜神事、今年も「上々」 長崎・対馬市の雷神社
亀の甲羅を焼き、ひび割れの形状で新年の吉凶を占う伝統行事「亀卜(きぼく)神事」(国選択無形民俗文化財)が1月31日、長崎県対馬市厳原町豆酘(つつ)の雷(いかづち)神社であった。豆酘地区は昨年に続いて「上々」との神託が示された。 亀卜は約1500年前に中国から伝わったとされ、江戸時代には藩中の動静なども占った。現在は70代目の土脇隆博さん(44)が卜者を務める。
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代々亀卜に従事した家に生まれ、その術に長じて独歩と称された。亀卜というのは海亀の甲羅を焼いて現われたひび割れの形状によって吉凶の判断をする占いのことである。現在でも壱岐市立一支国博物館や長崎県立対馬歴史民俗資料館にはその文献や実物が残されていて、中国や台湾の博物館でも何度か見たことがある。なお、火を付ける際に「ポクッ」という音がするので、「卜(ぼく)」というのだとの由である。
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