打（ち）寄せる（うちよせる）とは？意味・読み方・使い方

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意味
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うち‐よ・せる【打（ち）寄せる】
の解説

［動サ下一］［文］うちよ・す［サ下二］

１波や多くの人が重なり合うように寄せてくる。押し寄せる。「岸壁に高波が—・せる」「敵の大軍が—・せる」

２波が物を岸の方に運ぶ。「—・せられた流木」

３《「うち」は馬を進める意》馬に乗って近づく。
1. 「人高き馬に乗りて—・せたりけるに」〈今昔・三一・一七〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

打寄せるの例文(7)

出典：青空文庫

･･･渚には打ち寄せる浪の音のほかに時々澄み渡った蜩の声も僕等の耳へ伝わって･･･芥川竜之介「海のほとり」
･･･が風もないのに海岸に打寄せる頃になると、海水浴に来ている都の人たちも･･･有島武郎「溺れかけた兄妹」
･･･に吹きぬける西風が、打ち寄せる紆濤のように跡から跡から吹き払っていった･･･有島武郎「カインの末裔」

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