眼鏡が狂う
物や人物を見て評価を誤る。眼識が狂う。「情がからんで—・う」
眼鏡に適う
⇒御眼鏡 (おめがね) に適う
めがねえ【眼鏡絵】
覗 (のぞ) きからくりなどに用いるため、透視図法で描かれた絵。17世紀に欧州で流行、18世紀前半に中国を経て日本に伝来し、円山応挙 (まるやまおうきょ) ・司馬江漢 (しばこうかん) らも制作。
めがねごし【眼鏡越し】
1 上目 (うわめ) づかいに眼鏡の上から見ること。 2 眼鏡のレンズを通して対象を見ること。「優しそうな目が—に見える」
めがねざる【眼鏡猿】
霊長目メガネザル科の哺乳類の総称。森林にすむ原始的なサルで、体長10〜15センチ、尾長15〜25センチ。夜行性で、目が極端に丸く大きく、首がよく回る。指先に吸盤があり、枝から枝へ跳び移って昆虫などを食する。東南アジアに分布。
めがねちがい【眼鏡違い】
人物などの、よしあしの判断を誤ること。「新人登用は首脳部の—だった」
めがねばし【眼鏡橋】
石造りで半円形が二つ並んだ形の橋。寛永11年(1634)に中国僧如定が伝え、長崎を中心に九州各地にみられるようになり、明治初期には東京でも造られた。
めがねへび【眼鏡蛇】
コブラ、特にインドコブラの別名。首の背面に眼鏡状の斑紋があるのでいう。
めがねもちのうお【眼鏡持之魚】
ベラ科の海水魚。全長約1メートル。ベラ科では最大種で、2メートルに達するものもある。体は側扁し、目の前後に眼鏡のつるのような黒線が入る。老成魚は前額部がこぶのように突出し、ナポレオンの帽子に似ることから、ナポレオンフィッシュともよばれる。太平洋とインド洋の熱帯海域に分布。日本では南西諸島でみられる。
めがねレンチ【眼鏡レンチ】
両端にリング状の締め具がついているレンチ。