わかさぬり【若狭塗】
福井県小浜地方から産する漆器。下塗りした上に卵殻の粉末やもみがらで模様をつけて色漆を塗り、金銀箔を施したのち透き漆を塗って研ぎ出したもの。慶長年間(1596〜1615)に創案され、万治年間(1658〜1661)に大成。
わかさわん【若狭湾】
福井県の越前岬から京都府の丹後半島北端の経ヶ岬に至る、日本海の陥没湾。リアス式海岸が連なる。ブリなどの好漁場。
わかさわんこくていこうえん【若狭湾国定公園】
福井県と京都府にまたがる若狭湾の海岸からなる国定公園。若狭蘇洞門 (そとも) ・三方 (みかた) 五湖・気比 (けひ) の松原などがあり、海水浴場も多い。平成19年(2007)に天橋立 (あまのはしだて) を含む丹後半島海岸部を、丹後天橋立大江山国定公園として分離した。
出典:青空文庫
・・・のではございません。若狭の国府の侍でございます。名は金沢の武弘、・・・ 芥川竜之介「藪の中」
・・・ゅうございました。 若狭鰈――大すきですが、それが附木のように凍・・・ 泉鏡花「雪霊続記」
・・・季降雪の多い区域が、若狭越前から、近江の北半へ突き出て、V字形を・・・ 寺田寅彦「伊吹山の句について」