感染症が流行している集団において、ある時点で、一人の感染者から二次感染する人数の平均値。再生産数が1を上回ると、一人の感染者が複数の人に感染させるため、流行は拡大し、1を下回ると、感染者数が減少し、流行は起きないか、収束に向かうと考えられる。R(effective reproductive number)。R(effective reproductive number)。
[補説]基本再生産数が、その感染症に対する
免疫を持っていない
集団を
対象とするのに対し、実効再生産数は、
感染が流行中、あるいは、
感染が広がって
免疫を持つ人が増えている
段階での、
感染の広がりやすさを示している。感染症が広がると、
時間の
経過とともに、
免疫を持つ人が増え、
感染する可能性のある人の数は減っていく。結果として、再生産数は、
感染の広がりとともに
低下し、
感染は
収束に向かう。