煙る／烟る（けぶる）とは？意味・読み方・使い方

ブックマークへ登録

意味
例文
慣用句
画像

けぶ・る【^▽煙る／^×烟る】
の解説

［動ラ五（四）］《「けむる」の古形》

１「けむる1」に同じ。
1. 「御飯を焚 (たい) て居て、余り—・りましたから」〈鉄腸・雪中梅〉

２「けむる2」に同じ。
1. 「裏町は—・るように白い砂けむりをあげて」〈宇野浩二・晴れたり君よ〉

３「けむる3」に同じ。
1. 「いつしかと気色だつ霞の、木の芽もうち—・り」〈源・初音〉

４ほんのりと美しく見える。
1. 「面付きいとらうたげにて眉のわたりうち—・り」〈源・若紫〉

５火葬にされる。
1. 「向ひ居てみるにも悲し—・りにし人を桶火の灰によそへて」〈和泉式部続集〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

煙るの例文(9)

出典：青空文庫

･･･の樹立は、……春雨の煙るとばかり見る目には、三ツ五ツ縦に並べた薄･･･泉鏡花「売色鴨南蛮」
･･･ないが、月夜には柳が煙るぐらいな間で、島へは棹の数百ばかりはあろ･･･泉鏡花「伯爵の釵」
･･･ら、乱風の奥、黄塵に烟る江の島を、まさにうらめしげに、眺めていた･･･太宰治「狂言の神」

もっと調べる

新着ワード

煙るの前後の言葉

goo辞書とは

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典（国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など）と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。