出典:gooニュース
浅井長政、信長への反攻期す書状…大敗とされる「姉川の戦い」後の戦略示す発見
現在の滋賀県長浜市を拠点にした戦国武将・浅井長政(1545~73年)が、織田信長と戦っていた陣中から出した書状が見つかった。同市西浅井町の寺院に課税免除や寺領を保証する内容で、発表した長浜城歴史博物館は「影響力を持つ寺院を味方にしようとした長政の『対信長戦略』が見える貴重な史料」としている。
浅井長政の新書状発見 寺に安全約束、信長に対抗
戦国時代に北近江(滋賀県長浜市、同米原市)を治めた浅井長政と越前の朝倉義景が、比叡山周辺(大津市)で織田信長と戦った元亀元(1570)年の「志賀の陣」の最中に、長政が領国に近い大浦黒山寺(長浜市西浅井町)の課税免除と安全確保を約束した文書が見つかり、長浜城歴史博物館が8日に発表した。
浅井長政の書状を発見 滋賀・長浜、寺を味方に
滋賀県長浜市の長浜城歴史博物館は8日、戦国武将の浅井長政が同市にあった「大浦黒山寺」に宛てた書状が見つかったと発表した。1570年11月27日付で、課税を免除して領地を保証する内容だった。 博物館によると、長政と朝倉義景の連合軍は、同年6月の姉川の戦いで織田信長と徳川家康の軍勢に敗れた後、比叡山周辺に陣を張った。
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