ざんてん-めんゆ【讒諂面諛】
ありもしない悪口を言って、人を陥れたり面前でこびへつらったりすること。▽「讒諂」は讒言することと、こびへつらうこと。「面諛」は相手の面前でこびへつらうこと。
すうえん-ふねつ【趨炎附熱】
時の権力者につき従い、こびへつらうこと。もとは、勢いよく燃えている炎に向かって走り、熱いものにつく意。▽「炎」「熱」はともに勢いが盛んなもののたとえ。「附」は「付」とも書く。「炎えんに趨おもむき熱ねつに附つく」と訓読する。
ずいは-ちくりゅう【随波逐流】
なんら自分の主張・考えもなく、ただ世の大勢に従うこと。波にしたがい流れを追いかけるという意から。▽「随波」は波にさからわず、波の流れのままになること。「逐流」も波の動きのままになること。「波なみに随したがい流ながれを逐おう」と訓読する。