びょう‐ぶ〔ビヤウ‐〕【×屏風】 の意味

  1. 《風を屏 (ふせ) ぐ意》室内に立てて風をさえぎったり、仕切りや装飾に用いたりする調度。長方形の木の枠に紙・絹を張ったものを2枚・4枚・6枚などとつなぎ合わせ、折り畳めるようにしてある。多くは表面を絵や書で飾る。中世以後、左右二つを一双として、関連する図柄を描くようになった。 冬》「向きかへてふたたび眠る―かな/万太郎

びょう‐ぶ〔ビヤウ‐〕【×屏風】の慣用句

  1. びょうぶいわ【屏風岩】
    • 屏風のようにある幅をもって垂直にそびえ立つ岩。
  1. びょうぶうた【屏風歌】
    • 屏風絵の主題に合わせて詠んだ歌。屏風に貼(は)ったり描いたりした色紙形に書く。
  1. びょうぶえ【屏風絵】
    • 屏風に描かれた絵。
  1. びょうぶおさえ【屏風押(さ)え】
    • 屏風を広げて立てるとき、倒れるのを防ぐために使用する鉛製または陶製の道具。
  1. びょうぶがえし【屏風返し】
  1. びょうぶだおし【屏風倒し】
    • 屏風の倒れるように、あおむけに倒れること。屏風返し。「ばたりと屏風倒しに倒れる」
  • びょう‐ぶ〔ビヤウ‐〕【×屏風】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・悠々とアビトの裾を引いた、鼻の高い紅毛人は、黄昏の光の漂った、架空の月桂や薔薇の中から、一双の屏風へ帰って行った。

      芥川竜之介「神神の微笑」

    • ・・・水に臨んだ紅葉の村、谷を埋めている白雲の群、それから遠近に側立った、屏風のような数峯の青、――たちまち私の眼の前には、大癡老人が造りだした、天地よりもさらに霊妙な小天地が浮び上ったのです。

      芥川竜之介「秋山図」

    • ・・・舞台にはただ屏風のほかに、火のともった行燈が置いてあった。

      芥川竜之介「将軍」