[形][文]きび・し[シク]
  1. 厳格で少しのゆるみも許さないさま。厳重である。「—・いしつけを受ける」「—・く取り締まる」「練習が—・い」

  1. いいかげんな対処が許されないさま。困難が多くて、大変なさま。「生活が—・い」「前途は—・い」

  1. 自然現象などの程度が著しいさま。

    1. 傾斜が急である。けわしい。「—・い山容

    2. ㋑気象条件がなみはずれている。激しい。ひどい。「寒さが—・くなる」「残暑—・い折から」

  1. 物事状態緊張緊迫しているさま。「—・い国際情勢」「表情を—・くして会見する」

  1. すきまがなく密である。

    1. 「松—・しく生ひつづき」〈東関紀行

  1. なみはずれているとしてあきれ、また、感心するさま。たいしたことだ。結構だ。→厳し

    1. 「鯛の浜焼に、蛸 (たこ) の桜煮、これは—・いお持たせぢゃな」〈伎・五大力

[補説]平安初期にはク活用
[派生]きびしげ[形動]きびしさ[名]

出典:青空文庫

出典:gooニュース

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。