たいぎゅうだんきん【対牛弾琴】
牛に対して琴を弾いて聞かせる意から、何の効果もなく無駄なこと。愚かな人に深遠な道理を説いて聞かせること。せっかくの好意や努力が無駄に終わること。▽「牛うしに対たいして琴ことを弾だんず」と訓読する。
たいげんたいく【滞言滞句】
言葉にばかりこだわっていて、生きた真実が理解できないこと。▽もと仏教語。「滞」はこだわる意。「言」「句」はともに言葉のこと。
たいぜんじじゃく【泰然自若】
落ち着いていてどんなことにも動じないさま。▽「泰然」は落ち着いて物事に動じないさま。「自若」は何に対してもあわてず、驚かず、落ち着いているさま。
たいぼうかんが【体貌閑雅】
姿かたちが落ち着いて上品なさま。▽「体貌」は姿と顔だち、容貌ようぼう。「閑雅」は物静かで上品な趣があること。また、そのさま。
たいぼんげじょう【退凡下乗】
仏語。摩訶陀(まかだ)国王の頻婆娑羅(びんばしゃら)によって釈迦説法の地、霊鷲山(りょうじゅせん)に建てられた2本の卒塔婆(そとば)に示された語。1本には下乗と記し、王は乗り物からおりて歩き、も...
たくれいふうはつ【踔厲風発】
《韓愈「柳子厚墓誌銘」から》才気にすぐれ、弁舌が鋭いこと。「—、大敵に遇いて益々壮(さかん)に」〈露伴・運命〉
たんしょてっけい【丹書鉄契】
天子が功臣に与えた、鉄に朱で書いた誓文せいもんのこと。▽「丹」はあか、深いあかいろ。「鉄契」は功臣に賜る鉄製の割り符。これに消えないように朱で書いて功臣に与え、本人やその子孫が罪を犯したとき、減免される証あかしとなった。
たんしんふにん【単身赴任】
[名](スル)所帯持ちが、家族を置いて一人で任地におもむくこと。
たんじゅんめいかい【単純明快】
複雑でなく分かりやすいさま。▽「単純」は混じりけがないさま。「明快」は筋道がはっきりしていて分かりやすいさま。文章や話が分かりやすいさまをいう。
たんだいしんしょう【胆大心小】
大胆でいて、しかも細かな注意を払うさま。▽「胆」は度胸。「心」は気くばりのこと。