ちょうあんにっぺん【長安日辺】
遠い場所のたとえ。また、才知に富んでいるたとえ。▽「長安」は中国の西安市の古名。多くの王朝の都となった都市。「日辺」は太陽のあるあたり。
ちょういちょうかん【朝衣朝冠】
朝廷に出仕するときに着る衣服やかんむり。▽君主や臣下の公式の服装のこと。礼服。「朝衣」が衣服、「朝冠」がかんむり。
ちょううんぼう【朝雲暮雨】
男女の契り・情交のこと。▽「朝雲」は朝の雲、「暮雨」は夕暮れに降る雨の意。「暮雨朝雲ぼうちょううん」ともいう。
ちょうおうりちょう【張王李趙】
ごくありふれた一般人のこと。平凡な人。
ちょうかいぼへん【朝改暮変】
「朝令暮改(ちょうれいぼかい)」に同じ。
ちょうかせきかい【朝過夕改】
自分の過ちをすぐ改めること。また、その改め方の迅速な様子。▽「朝過」は朝に犯した過ち。「夕改」はその日の夕方までに改めること。「朝~夕(暮)~」の形は期間の短いことのたとえによく用いられる。「朝あしたに過あやまちて(過あやまてば)夕ゆうべに改あらたむ」と訓読する。
ちょうかんせきらん【朝観夕覧】
朝な夕なに見ること。絵画などを愛玩あいがんすることをいう。▽「観」「覧」ともに見る意。
ちょうきぼさい【朝祈暮賽】
朝夕、神仏に参詣して祈願すること。
ちょうけいうかい【長頸烏喙】
長い頸くびととがった口先。▽「烏」はからす。このような人相をした人物はからすのように強欲・陰険で、苦労を共にすることはできても安楽を共にすることはできないという。中国春秋時代の越えつの国の范蠡はんれいが越王勾践こうせんについて言った言葉。
ちょうけんてんじつ【重見天日】
暗い状況から抜け出すこと。悪い状態から脱却し、再びよいほうに向かうこと。▽「重見」は再び見る意。「天日」は太陽のこと。「重かさねて天日てんじつを見みる」と訓読する。