ちょうようのじょ【長幼之序】
年長者と年少者の間で当然守るべき社会的・道徳的な秩序のこと。儒教における五つの徳目(五倫ごりん)の一つ。
ちょうようぼぶん【朝蠅暮蚊】
小人物がはびこるたとえ。朝には蠅はえが集まり、暮れには蚊が集まる意から。▽「蠅」「蚊」ともに小人物のたとえ。
ちょうりょうばっこ【跳梁跋扈】
ほしいままに行動すること。悪人などがのさばり、はびこること。▽「跳梁」ははね回ること。「跋扈」は悪人などが権威を無視して、わがもの顔に振る舞いのさばること。「跋扈跳梁ばっこちょうりょう」ともいう。
ちょうれいぼかい【朝令暮改】
命令や政令などが頻繁に変更されて、一定しないこと。朝出した命令が夕方にはもう改められるという意から。▽「朝あしたに令れいして暮くれに改あらたむ」と訓読する。
ちょうれいまめつ【凋零磨滅】
文物などが滅びてなくなること。▽「凋零」は草花がしぼんで落ちること。「磨滅」はすりへりなくなること。
ちょくおうまいしん【直往邁進】
ためらわずにまっすぐ突き進むこと。▽「直往」はまっすぐに行くこと。「邁進」は恐れずに前進すること。
ちょくじょうけいこう【直情径行】
感情の赴くに任せて思うとおりに行動すること。▽「直情」はありのままの感情、「径行」は思うことを曲げないで、そのままに行動すること。「情じょうを直なおくして径ただちに行おこなう」と訓読する。
ちょくせつかんめい【直截簡明】
まわりくどくなく、簡潔で分かりやすいさま。▽「直截」は直ちに裁決する意。「簡明」は簡潔明瞭めいりょうなこと。
ちょくりつふどう【直立不動】
まっすぐに立って、緊張して身動きしない姿勢。身分の高い人の前で、その人に対して敬意の気持ちを表すときにとる姿勢のこと。
ちょしていき【佇思停機】
思いわずらい、心の働きを止めてしまうこと。▽仏教語。「佇思」は立ち止まって思いわずらうこと。「機」は心の働き。「佇たたずみて思おもい、機きを停とどむ」と訓読する。