ういてんぺん【有為転変】
この世のすべての存在や現象は、さまざまな原因や条件によって常に移り変わるものであり、少しの間もとどまっていないこと。また、この世が無常で、はかないものであるたとえ。▽もと仏教語。「有為」は因縁(原因や条件)によって生じたこの世の一切の現象。「ういてんべん」とも読み、また音が転じて「ういてんでん」と読む場合もある。
けいせいいっぺん【形勢一変】
物事のなりゆきやようすが急に変わること。また、物事のなりゆきやようすがまったく変わってしまうこと。
だじょういっぺん【打成一片】
一切のことを忘れてある事柄に徹底すること。▽仏教語。禅宗で、座禅に没頭すること。座禅によって実現するすべてが一体となった悟りの境地。「打」は強意の助字で、「た」とも読む。
ちょうあんにっぺん【長安日辺】
遠い場所のたとえ。また、才知に富んでいるたとえ。▽「長安」は中国の西安市の古名。多くの王朝の都となった都市。「日辺」は太陽のあるあたり。
としゅひゃっぺん【斗酒百篇】
大いに酒を飲みながら、たくさんの詩歌を作ること。
どくしょひゃっぺん【読書百遍】
難解な文章でも繰り返し読めば、意味が自然と分かってくるということ。▽「百遍」は回数が多いこと。「読書百遍義ぎ自おのずから見あらわる」、あるいは「読書百遍意い自ら通ず」の略。中国三国時代、魏ぎの董遇とうぐうが弟子に何度も読書することの必要性を説いた語。