有為転変の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

この世のすべての存在現象は、さまざまな原因条件によって常に移り変わるものであり、少しの間もとどまっていないこと。また、この世が無常で、はかないものであるたとえ。▽もと仏教語。「有為」は因縁原因条件)によって生じたこの世の一切の現象。「ういてんべん」とも読み、また音が転じて「ういてんでん」と読む場合もある。
句例
有為転変は人の世の常
用例
昨日の繁華は何処どこへやら、有為転変の世の中、哀れと云うもなかなか愚おろかなり。<安部公房・榎本武揚>
活用形
〈―スル〉

有為転変の解説 - 学研 四字熟語辞典

仏教のことばで、世の中のすべての現象存在は常に移り変わるものであって、決して一定しているものではないということ。
注記
「有為」は、因縁によって生じたさまざまな現象。「転変」は、移ろい変わること。「ういてんべん」ともいう。「有為」を「ゆうい」と読まない。

有為転変の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《「ういてんべん」とも》仏語。この世の中の事物一切は因縁によって仮に存在しているもので、常に移り変わっていくはかないものであるということ。「—は世の習い」

出典:青空文庫

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