あんらくじょうど【安楽浄土】
仏教で、阿弥陀仏あみだぶつがいるという、苦しみや悩みのまったくない安楽な世界。一般には、すべてに満ち足りていることのたとえ。
ばんせいいっけい【万世一系】
永久に一つの系統が続くこと。多くは皇室・皇統についていう。▽「万世」は永久にの意。「一系」は同じ血筋。
ばんせいふかん【万世不刊】
長く伝わって、いつまでも滅びないこと。永遠に残ること。▽「万世」は永遠・永久の意。「刊」は削る意。「不刊」は滅びないこと。磨滅しないこと。昔は竹や木に漆で文字を書き、誤りや不要な部分は削り消したことからいう。
ばんりどうふう【万里同風】
天下が統一されて平和に治まり、はるか遠くまで風俗・文化が同じになること。天下が統一される形容。また、世の中が平和に治まることの形容。▽「万里」ははるかかなたのこと。「風」は風俗の意。「同風」は同じ風俗になることで、天下が統一されること。「万里ばんり、風ふうを同おなじうす」と訓読する。
ひかこうがい【悲歌慷慨】
悲しげに歌い、世を憤り嘆くこと。社会の乱れや自分の不運などを、憤り嘆くこと。壮烈な気概のたとえ。▽「悲歌」は悲しげに歌うこと。「慷慨」は憤り嘆くこと。「慷慨悲歌こうがいひか」ともいう。