いちじりゅうこう【一時流行】
その時々の社会が好む嗜好しこうに応じた一時的な新しさのこと。
えきしゃさんごう【益者三楽】
人の好む三つの有益なもの。また、益を得る三つの楽しみのこと。一つは、礼儀と音楽(雅楽)をほどよくおこなうこと。二つは、他人の美点を話題にすること。三つは、すぐれた友人を多くもつこと。
かけいやぼく【家鶏野鶩】
古いものを嫌い遠ざけて、珍しく新しいものを好むたとえ。また、身近なものや良いものを嫌い、遠くにあるものや悪いものを好むたとえ。また、良い筆跡と悪い筆跡のたとえ。家に飼っているにわとりを嫌って、野生のあひるを好む意。▽「野鶩」は野生のあひる。「家鶏」は身近なもの、良いもの、古いもののたとえ。「野鶩」は遠くのよそにあるもの、悪いもの、新しいもののたとえ。「家鶏を厭いとい(賤いやしみ)、野鶩を愛す」の略。また「野鶩」は「野雉やち」(野生のきじ)ともいう。
ぬすびとじょうご【盗人上戸】
1 酒も甘い物も好む人。両刀遣い。 2 酒を多量に飲んでも顔やようすに酔いの現れないこと。また、その人。「当飲はげに—」〈読・八犬伝・三〉