いぼうしゅじん【以貌取人】
容貌のよさで、立派な人物と判断する。容貌だけでは、その人の賢愚は判断できないということ。
くんしのさんらく【君子三楽】
君子の三つの楽しみ。父母が健在で兄弟も元気なこと。言動が正しく人や天に恥じるような後ろめたい点がないこと。すぐれた人材を教育して、立派な人物にする機会をもつことの三つ。
こうせいめいすい【功成名遂】
立派な仕事や事業を成し遂げて、名声を得ること。
こうはがてつ【侯覇臥轍】
立派な業績をあげた人の留任を要望して引き止めることのたとえ。
こうろくのちだい【光禄池台】
立派な邸宅のこと。
さんそうぞうしつ【山藪蔵疾】
いかに優れて立派な人物であっても、多少の欠点はあるということ。また、少なからず欠点があったとしても、傑出した人物は、それを補って余りある度量や奥深さがあるということ。
せっさたくま【切磋琢磨】
学問や人徳をよりいっそう磨き上げること。また、友人同士が互いに励まし合い競争し合って、共に向上すること。▽「切」は獣の骨や角などを切り刻むこと。「磋」は玉や角を磨く、「琢」は玉や石をのみで削って形を整える、「磨」は石をすり磨く意。「磋」は「瑳」とも書く。
たいかこうろう【大廈高楼】
大きく高い建物のこと。それらが立ち並んでいる様子。高層ビル群。また、豪壮な建物のこと。▽「廈」は屋根をふいた家、「楼」は二階建て、または、それ以上の建築物のこと。「高楼大廈こうろうたいか」ともいう。
てんだいのふで【椽大之筆】
垂木のような大きな筆。転じて、重厚で格調高い立派な文章のたとえ。
とうけんがけい【陶犬瓦鶏】
形ばかり立派で、実際の役に立たないもののたとえ。▽「陶犬」は陶製の犬。「瓦鶏」は素焼きの鶏。犬には夜の番をする、鶏には夜明けを告げるという役目があるが、作り物ではその役目を果たすことができないことから。「瓦鶏陶犬がけいとうけん」ともいう。