きようびんぼう【器用貧乏】
なまじ器用であるために、あちこちに手を出し、どれも中途半端となって大成しないこと。また、器用なために他人から便利がられてこき使われ、自分ではいっこうに大成しないこと。
しつうはったつ【四通八達】
道路や交通が四方八方に通じていること。道路網が発達して便利なこと。転じて、往来の激しくにぎやかな所をいう。▽「四通」は道路・交通が四方に通じていること。
ぜっこうきり【絶巧棄利】
巧みに作られた機械や道具など便利なものを捨てて、自然の生活に戻ること。▽「絶巧」は人の力で巧みに作られたものを絶つこと。「棄利」は便利に作られたものを捨てること。「巧こうを絶たち利りを棄すつ」と訓読する。
ぶんめいかいか【文明開化】
人間の知力が進んで、世の中が進歩し開けること。特に明治時代初期の思想・文化・制度の近代化、西洋化をいう。▽「開化」は人知や物事が開け進むこと。
もろはのつるぎ【両刃之剣】
有用な物、便利な物も使い方を誤れば、大変危険なものになることのたとえ。
ようがいけんご【要害堅固】
険しい地形に陣を敷き、外敵に対する備えの固いさま。▽「要害」は険しい地形で、敵の攻撃を防ぐのに便利な地をいう。また、そのようなとりで。