たいぎめいぶん【大義名分】
人として、また、臣として国家や君主に対して守るべき道理・本分や節義。ある行為のよりどころとなる正当な理由や道理。▽「名分」は身分などに応じて、守るべき本分。
たいぎめっしん【大義滅親】
君主や国家に報いるためには、親子の情をもかえりみないということ。
たいほうしょうれん【大法小廉】
すべての上下の臣が皆忠義で善良であること。大臣は法を守り、小臣は清く正しく、国家に対して忠節を尽くすこと。臣下の心得をいう。▽「廉」は清く正しいこと。
たじのとき【多事之秋】
事件や問題が多くおこっている時期。国家や社会が不安定な時。
ちゅうしんぎし【忠臣義士】
主君や国家に対して忠誠と節義を尽くす武人のこと。
ちょうけんびんらん【朝憲紊乱】
国家のおきてが乱れること。国家が存立する基盤の法制度などが不法に侵されること。
とうりょうのざい【棟梁之材】
国家を支える重任に耐える人材。
はくあいしゅぎ【博愛主義】
人種上の偏見・国家や階級などの違いを問題にせず、人類は広く、平等に愛し合うべきであるとする考え方。
はっこういちう【八紘一宇】
全世界を一つにまとめて、一家のように和合させること。第二次大戦のとき日本が国家の理念として打ち出し、海外進出を正当化するスローガンとして用いた。▽「八紘」は天地の八方の隅、地の果てまでの意。転じて、全世界の意。「宇」は家の意。
ひんけいのしん【牝鶏之晨】
めんどりが夜明けの時を告げる意で、女性が権力を振るうこと。また、女性が権力を握ると国家が滅亡するというたとえ。