おうこうしょうしょう【王侯将相】
王、諸侯、将軍、宰相。身分の高い階級の総称。
かんぽうのまじわり【管鮑之交】
互いによく理解し合っていて、利害を超えた信頼の厚い友情のこと。きわめて親密な交際のこと。▽「管」は春秋時代、斉の名宰相の管仲。「鮑」は鮑叔牙ほうしゅくが。単に鮑叔ともいう。管仲と若いときから仲がよく、仲を斉の桓公かんこうに推挙した。「交」は「こう」とも読む。
しゅっしょうにゅうしょう【出将入相】
文武の両方を兼ね備えた人。朝廷の外では、将軍として輝かしい軍功をあげ、朝廷内では、宰相として見事な働きをする人の意味。
ばんしょくだいじん【伴食大臣】
⇒ ばんしょくさいしょう(伴食宰相)
わこうあんばい【和羹塩梅】
主君を補佐して、国を適切に治める有能な宰相・大臣のこと。▽「和羹」はいろいろな材料・調味料をまぜ合わせ、味を調和させて作った吸い物。「塩梅」は塩と調味に用いる梅酢のこと。この料理は、塩と、酸味の梅酢とを程よく加えて味つけするものであることから、上手に手を加えて、国をよいものに仕上げる宰相らをいう。「塩」は「えん」とも読む。