よういしゅうとう【用意周到】
心遣いが隅々まで行き届いて、準備に手抜かりがないさま。
ようかんきてん【用管窺天】
視野が狭く、見識がないこと。細い管を通して空をのぞくという意。
ようこうしゃぞう【用行舎蔵】
出処進退の時機をわきまえていること。また、出処進退が時宜にかなっていること。君主に任用されれば、世に出て能力を発揮し、見捨てられれば、世間から身を隠し、静かに暮らすこと。▽「舎」は「捨」に同じで捨てる意。「蔵」は隠れる意。「用もちいらるれば行おこない舎すてらるれば蔵かくる」と訓読する。「舎」は「捨」とも書く。
ようわいき【用和為貴】
仲よくすることが、最も大切であるということ。人と人とが和合することの重要性をいう語。▽一般に「和わを用もって貴とうとし(貴たっとし)と為なす」と訓読を用いる。また「用」は「以」に同じ。聖徳太子が定めた「十七条憲法」の第一条にある有名な語。