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[接尾]《「さね」の音変化》名詞に付く。
  1. 根本のもの、そのものとなる意を表す。

    1. 「先に生 (あ) れし三柱の女子 (をみなご) は、物—汝 (いまし) が物に因りて成れり」〈・上〉

  1. その中の主となるものであること、特に重んじるものであることの意を表す。

    1. 「上にありける左中弁藤原の良近 (まさちか) といふをなむ、まらうど—にて」〈伊勢・一〇一〉

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