[動サ五(四)]《「
見 (め) す」と同語源。ごらんになるためにお呼び出しになるところから》
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1 「人を呼び寄せる」「招く」「取り寄せる」「呼び出して任ずる」などの尊敬語。「神に—・される」
「御硯 (すずり) 急ぎ—・して」〈源・帚木〉
「もろこしの判官に—・されて侍りける時に」〈
古今・九九三・
詞書〉
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2 《「お取り寄せになる」意から》身にとり込む、身につける、また身体に関連する動作をいう。
㋐「食う」「飲む」「着る」「履く」「買う」また、「乗る」などの尊敬語。「お酒をたくさん—・しておられる」「和服を—・していらっしゃる」「花を—・しませ」「車にお—・しになる」
㋑「(風邪を)ひく」「(風呂に)はいる」「(気に)いる」「(年を)とる」などの意の尊敬語。「お風邪を—・す」「お年を—・した方」「お気に—・しましたか」
㋒「切腹する」の尊敬語。「お腹を—・す」
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3 広く、「する」の尊敬語。なさる。→召される
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4 《命令して、無理に呼び寄せる、取り寄せるところから》命によって捕らえる。また、お取り上げになる。現在、複合語に用いる。「—・し取る」「—・し上げる」
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5 (補助動詞)尊敬語動詞の連用形に付いて尊敬の意を強める。通常、一語化したものと認める。「しらしめす」「きこしめす」「おもほしめす」など。