出典:gooニュース
春闘の賃上げ「大きな一歩」 実質賃金プラスが課題 連合が中間総括
33年ぶりの高水準となった賃上げ率を「経済社会のステージ転換に向けた大きな一歩」と評価する一方、過去最長のマイナスとなっている実質賃金のプラス転換に向けて「賃上げの流れを中期的に継続していくことが不可欠」とした。 春闘の第5回集計では、定期昇給を含む正社員の賃上げ率は平均5・17%で、最終集計と比較すると1991年(5・66%)以来の高水準になっている。
焦点:実質賃金プラスに逆風、円安再加速なら後ずれも 危うい好循環実現
明治安田総合研究所の吉川裕也エコノミストの試算では、1ドル=160円までなら、8月にも実質賃金が小幅ながらプラスに転じる。一方、170円まで円安が進めば「年内いっぱいは安定的な実質賃金のプラス推移は見込めない」と、同氏は語る。
森永康平の経済闘論 実質賃金、過去最長の24カ月連続マイナス 消費への逆風吹き続けるいま…政府・日銀がすべきことは負担増の政策ではない
厚生労働省が発表した3月の毎月勤労統計調査(速報)によると、物価変動を考慮した1人当たりの賃金である実質賃金は前年同月比2・5%減となり、24カ月連続でマイナスを記録した。これはリーマン・ショック時の記録を超え、比較可能な1991年以降で過去最長となる。
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