クワ科の落葉高木。高さ約4メートル。葉は手のひら状に裂けていて、互生する。初夏、卵大の花嚢 (かのう) を生じ、内部多数の雄花と雌花をつけるが、外からは見えない。熟すと暗紫色になり、甘く、生食のほかジャムなどにする。茎・葉は薬用。寛永年間(1624〜1643)に渡来した。日本のものは雄花を欠き、挿し木でふやす。いちじゅく。 秋》「—をもぐ手を伝ふ雨雫/虚子

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