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[動ラ下一][文]うか・る[ラ下二]《「浮く」から派生した自発形か》
  1. 楽しくなって心がうきうきする。おもしろさに心を奪われる。「酔って—・れる」「月に—・れて歩く」

  1. 自然に浮く。浮かぶ。

    1. 「めぐりあふ末をぞたのむゆくりなく空に—・れし十六夜 (いざよひ) の月」〈十六夜日記

  1. 当てもなく歩き回る。

    1. 住吉 (すみのえ) の津守網引の浮けの緒の—・れか行かむ恋ひつつあらずは」〈・二六四六〉

  1. 落ち着かなくなる。動揺する。

    1. 「さらぬだに—・れてものを思ふ身の心をさそふ秋の夜の月」〈山家集・上〉

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