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辞書
1 範囲を限定する意を表す。…だけ。…のみ。「あとは清書する—だ」「大きい—が能じゃない」
「いそのかみ古き都のほととぎす声—こそ昔なりけれ」〈古今・夏〉
2 おおよその程度・分量を表す。…ほど。…くらい。「まだ半分—残っている」「一〇歳—の男の子」
「三寸—なる人」〈竹取〉
3 (「…たばかりに」の形で接続助詞的に用いて)それだけの原因での意を語調を強めて表す。…ために。「動揺した—に制球が乱れた」「強行採決をした—に議場が荒れた」
4 (動詞の連体形または助動詞「ぬ(ん)」を受けて)ある動作が今にも行われようとする状態を表す。「いつでも出発できる—になっている」「泣き出さん—の顔」
5 (「…たばかり」の形で)動作が完了してまもない状態にある意を表す。「銀行から引き出した—のお金」「今出かけた—だ」
6 (「…とばかり」「…とばかりに」の形で)強調の意を表す。「ここぞと—声援する」「待っていたと—に飛び出す」
出典:デジタル大辞泉(小学館)
ばかりか【許りか】
[連語]《「か」は副助詞》物事がただそれだけに限らず、他にまで及んでいる意を表す。…だけでなく、そのうえ。「勉強—スポーツの面でもすぐれている」「強い—情にも厚い」
ばかりに【許りに】
[連語]《「に」は格助詞。接続助詞のように用いる》ある原因・理由では考えもしなかった悪い結果になることを表す。「わずかな金を惜しんだ—、とりかえしのつかないことになった」「ちょっと無理をした—、入院するはめになった」
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