出典:gooニュース
中村文則さん「列」に野間文芸賞 「人間とは何か、ずっと書きたかった」
今年の野間文芸賞が中村文則さんの「列」(講談社)に決まった。奇妙な列に、理由もわからず並び続ける男の姿を描いた、現代の寓話(ぐうわ)とも言える中編。中村さんは5日の受賞会見で、「短いのに2年半をかけた小説。報われた思いです」と喜びを語った。 「列」は不条理なシチュエーションに始まる。ある男が列に並んでいる。先頭に何があるのかわからず、最後尾も見えない。
野間文芸賞に中村文則さん 出版文化賞はナガノさんら
第77回野間文芸賞(野間文化財団主催)は5日、中村文則さん(47)の「列」(講談社)に決まった。第6回野間出版文化賞には「ちいかわ」を手がけた漫画家のナガノさん、ノーベル賞作家ガブリエル・ガルシア・マルケスの代表作「百年の孤独」の文庫版を刊行した新潮文庫のプロジェクトチームが選ばれた。
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