とり‐た・てる【取（り）立てる】

の解説

［動タ下一］［文］とりた・つ［タ下二］

1. １ 多くの中から特別に取り上げる。「一度の失敗を—・てて責める」「—・てて言うこともない」

1. ２ 大勢の中から特に選び出して用いる。抜擢する。引き立てる。「店長に—・てる」

1. ３ 催促し徴収する。強制的に取る。「部屋代を—・てる」「税金を—・てる」

1. ４ 取り扱う。使う。

   1. 「弓矢を—・てむとすれども」〈竹取〉

1. ５ そろえる。調える。

   1. 「しろがね、こがねの馬、さまざま色々—・てて」〈宇津保・蔵開下〉

1. ６ 築く。建てる。

   1. 「金堂はそののち倒れ伏したるままにて—・つるわざもなし」〈徒然・二五〉

類語

• 徴収(ちょうしゅう)
• 徴発(ちょうはつ)

関連語

• 徴税(ちょうぜい)
• 収税(しゅうぜい)
• 課税(かぜい)
• 追徴(ついちょう)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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