平安京内裏十七殿の一。紫宸殿 (ししんでん) の北西、校書殿 (きょうしょでん) の北にあり、東面する入母屋造 (いりもやづく) り九間四面の建物。天皇が日常住んだ所で、昼 (ひ) の御座 (おまし) 、夜 (よる) の御殿 (おとど) 、朝餉 (あさがれい) の間、石灰 (いしばい) の壇、弘徽殿 (こきでん) の上の御局 (みつぼね) 、藤壺 (ふじつぼ) の上の御局 (みつぼね) 、台盤所 (だいばんどころ) 、殿上 (てんじょう) の間、萩 (はぎ) の戸などの部屋がある。四方拝・叙位・除目 (じもく) などの公事 (くじ) も行われた。せいろうでん。