しょうてつ【正徹】
[1381〜1459]室町前期の歌人・禅僧。備中の人。字(あざな)は清巌(せいがん)。号、松月・招月。東福寺の書記を務めたことから徹書記ともいう。歌を冷泉為尹(れいぜいためただ)・今川了俊に学び...
しょうぼう【聖宝】
[832〜909]平安初期の真言宗の僧。大和の人。諸国を遊歴して修行し、後世、修験道の中興と称された。醍醐寺・東大寺東南院などを建立。東密小野流の祖。諡号(しごう)、理源大師。
スタンダール【Stendhal】
[1783〜1842]フランスの小説家。本名、マリー=アンリ=ベール(Marie Henri Beyle)。社会批判と心理描写にすぐれ、近代リアリズム小説の先駆者とされる。小説「赤と黒」「パルム...
せいせつ‐しょうちょう【清拙正澄】
[1274〜1339]中国、元代の臨済宗の僧。福州(福建省)の人。嘉暦元年(1326)来日。北条高時に信任され、建長寺・建仁寺・南禅寺などに住した。日本禅宗二十四派の一である清拙派、大鑑門徒の祖...
せきしつ‐ぜんきゅう【石室善玖】
[1294〜1389]室町初期の臨済宗の僧。筑前の人。元に渡って古林清茂(くりんせいむ)に学び、帰朝後、天竜寺・円覚寺・建長寺などを歴住。五山文学興隆の基礎を築いた。
せきとう‐きせん【石頭希遷】
[700〜790]中国、唐代の禅僧。六祖慧能(えのう)・青原行思(せいげんぎょうし)に師事。衡山の南寺の石上に庵を結んで座禅をしたところから、石頭和尚とよばれた。馬祖道一とともに禅宗の振興に尽力...
せしん【世親】
《(梵)Vasubandhuの訳》4〜5世紀ごろの北インドの僧。小乗を修め「倶舎論」を著したが、兄の無著(むじゃく)に従って大乗に転じた。瑜伽唯識(ゆがゆいしき)思想を主張し、「唯識二十論」「唯...
せっしゅう【雪舟】
[1420〜1506]室町後期の画僧。備中の人。諱(いみな)は等楊(とうよう)。京都の相国寺に入り、画技を周文に学んだ。山口に画房、雲谷庵(うんこくあん)を開設。渡明を挟んで宋元画を広く学び、の...
せっそん【雪村】
[1504〜?]室町後期の画僧。常陸(ひたち)の人。諱(いみな)は周継。号、鶴船・舟居斎。雪舟に私淑。関東・東北地方で活躍した。作「風濤図」など。
ぜっかい‐ちゅうしん【絶海中津】
[1336〜1405]室町前期の臨済宗の僧。土佐の人。別号、蕉堅道人。夢窓疎石に学び、明に渡る。帰国後、足利義満に信任され、等持寺・相国寺などの住持になる。義堂周信とともに五山文学の双璧といわれ...