かわばた‐りゅうし【川端竜子】
[1885〜1966]日本画家。和歌山の生まれ。本名、昇太郎。初め洋画を学び、渡米後に日本画に転向。壮大豪放な表現を理想とし、会場芸術としての日本画を唱えて院展を脱退、青竜社を結成。終生、在野の...
かんざき‐よごろう【神崎与五郎】
[1666〜1703]赤穂義士(あこうぎし)の一人。美作(みまさか)の人。名は則休(のりやす)。下級武士ながら和歌・俳句をよくした。
きのした‐ちょうしょうし【木下長嘯子】
[1569〜1649]江戸初期の歌人。豊臣秀吉の妻、北の政所(まんどころ)の甥(おい)。名は勝俊。小浜城主。関ヶ原の戦いのあと、京都東山に隠棲。細川幽斎に和歌を学び、近世和歌革新の先駆者となった...
きょううん【慶運】
[?〜1369ころ]南北朝時代の歌人。法印。僧浄弁の子。頓阿・兼好・浄弁とともに、和歌の四天王といわれた。家集に「慶運法印集」がある。けいうん。
きょうごく‐ためかね【京極為兼】
[1254〜1332]鎌倉後期の歌人。藤原定家の孫為教(ためのり)の子。二条家と歌道の主導権を争い、革新的な歌風を樹立。玉葉集を編集した。政治上、持明院統に属し、佐渡・土佐に流された。歌論書「為...
ぎょうそん【行尊】
[1057〜1135]平安後期の天台宗の僧。源基平(みなもとのもとひら)の子。諸国を行脚(あんぎゃ)。祈祷(きとう)に優れ、天台座主(ざす)となった。和歌にもすぐれ、金葉集・新古今集などに入集。...
くじょう‐かねざね【九条兼実】
[1149〜1207]鎌倉初期の公卿。藤原忠通の子。九条家の祖。法名は円証。源平争乱期に複雑な政治生活を送るが、源頼朝と結び、摂政・関白となった。博学をもって知られ、典礼・和歌・音楽・書に秀でた...
くろだ‐きよつな【黒田清綱】
[1830〜1917]政治家・歌人。鹿児島の生まれ。清輝(せいき)の養父。幕末の王政復古運動に奔走。和歌に秀で、明治・大正天皇の和歌の師。貴族院議員・枢密顧問官。著「滝園歌集」。
ぐさい【救済】
[1282?〜1376?]鎌倉末期・南北朝時代の連歌師。俗称、侍従房・侍公。和歌を冷泉為相(れいぜいためすけ)に、連歌を善阿に学んだ。二条良基と「菟玖波集(つくばしゅう)」を編集、「連歌新式」を...
けんこう【兼好】
[1283ころ〜1352ころ]鎌倉後期から南北朝時代の歌人・随筆家。本名、卜部兼好(うらべかねよし)。吉田兼好は後世の俗称。後二条天皇に仕えて左兵衛佐(さひょうえのすけ)に至ったが、のち出家。和...