ひらばやし‐たいこ【平林たい子】
[1905〜1972]小説家。長野の生まれ。本名、タイ。各地を放浪し、職を転々としながらプロレタリア作家として出発。第二次大戦後はしだいに反共的姿勢を強めた。作「施療室にて」「かういふ女」「砂漠...
フェルメール【Jan Vermeer van Delft】
[1632〜1675]オランダの画家。精妙な光と材質感の表現にすぐれ、静謐(せいひつ)な室内画を残した。代表作「画家のアトリエ」「青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)」など。
フォーレ【Gabriel-Urbain Fauré】
[1845〜1924]フランスの作曲家。歌曲・室内楽曲・ピアノ曲などを多く作曲。「レクイエム」など。
ブント【Wundt】
(Wilhelm 〜)[1832〜1920]ドイツの心理学者・哲学者。世界初の心理学実験室をつくり、実験心理学を創始。現代心理学の祖の一人。著「生理学的心理学綱要」「民族心理学」など。 (M...
ほうじょう‐そううん【北条早雲】
[1432〜1519]室町後期の武将。後北条氏の祖。初め伊勢新九郎長氏と称し、出家して早雲庵宗瑞と号。駿河の今川氏のもとにいたが、のち、伊豆韮山(にらやま)に移り、次いで小田原に進出。伊豆・相模...
ほうじょう‐まさこ【北条政子】
[1157〜1225]源頼朝の正室。頼家・実朝の母。時政の長女。頼朝の死後尼となり、初め頼家、のち実朝を将軍としてその後見となった。実朝暗殺後は京都から九条頼経を4代将軍に迎え、執権政治を確立...
ほそかわ‐たかくに【細川高国】
[1484〜1531]室町後期の武将。政元の養子。家督相続をめぐり澄元と対立。前将軍足利義稙(よしたね)を将軍職に復帰させ、管領となって幕政の実権を握った。のち、澄元の子晴元と三好元長に追われ、自刃。
ほそかわ‐はるもと【細川晴元】
[1514〜1563]室町後期の武将。澄元の子。管領(かんれい)となったが、のち、家臣の三好長慶に追われ、剃髪して隠居。以後、管領家細川氏の権威は失墜した。
ほそかわ‐まさもと【細川政元】
[1466〜1507]室町後期の武将。勝元の子。足利義澄を擁して将軍とし、管領となって幕政の実権を握った。養子とした澄之・澄元・高国の家督争いにまき込まれ、澄之派に暗殺された。
むらまさ【村正】
室町時代、伊勢の刀工。桑名郡千子(せんご)に住み、千子派とも称された。利刃(りじん)をもって名高い。徳川家で、村正の刀による不祥事が相次いだことから、妖刀伝説が生まれた。同名の刀工はほかに数人い...