こんどう‐じゅうぞう【近藤重蔵】
[1771〜1829]江戸後期の幕臣。北方探検家。名は守重。寛政10年(1798)松前蝦夷地御用役として、蝦夷地を探検し、択捉(えとろふ)に「大日本恵土呂府」の木標を建てた。のち、書物奉行。著「...
こんどう‐よしき【近藤芳樹】
[1801〜1880]幕末・明治初期の国学者・歌人。周防(すおう)の人。本居大平の門下。維新後、宮内省文学御用掛となった。著「明治孝節録」「寄居歌談」など。
コンドラチェフ【Nikolay Dmitrievich Kondrat'ev】
[1892〜1938]ソ連の経済学者。資本主義経済の景気変動の波「コンドラチェフの波」を発見。スターリン時代に政府の農業政策に反対し、反体制の罪で逮捕・処刑された。
こん‐わじろう【今和次郎】
[1888〜1973]建築学者・風俗研究家。青森の生まれ。東京美術学校卒。早大教授。民家研究で知られ、また風俗・世相を研究する考現学を提唱。著作に「日本の民家」「考現学」など。
ごりゅう‐せんせい【五柳先生】
陶淵明(とうえんめい)の号。彼が自分のことを託して書いた「五柳先生伝」という文章に基づく。家の前に5本の柳があったところからの名という。
ゴルバチョフ【Mikhail Sergeevich Gorbachyov】
[1931〜2022]ソ連邦の政治家。1985年、共産党書記長に就任。「ペレストロイカ」「グラスノスチ」を基本方針として政治・経済・文化面の諸改革に取り組むとともに東西の軍縮、緊張緩和を積極的に...
さいぐう‐の‐にょうご【斎宮女御】
[929〜985]平安中期の女流歌人。三十六歌仙の一人。本名、徽子(きし)。斎宮を務め、のち、村上天皇の女御。家集に「斎宮女御集」がある。承香殿女御。
さいぐさ‐ひろと【三枝博音】
[1892〜1963]哲学者・科学史家。広島の生まれ。横浜市大教授・学長。戦前、戸板潤らと唯物論研究会を創立。著作に「技術史」「三浦梅園の哲学」「日本に於ける哲学的観念論の発達史」など。また、「...
さいごう‐たかもり【西郷隆盛】
[1828〜1877]政治家。薩摩(さつま)の人。通称、吉之助。号、南洲。討幕の指導者として薩長同盟・戊辰戦争を遂行し、維新の三傑の一人と称された。新政府の参議・陸軍大将となったが、明治6年(...
サーバ【Umberto Saba】
[1883〜1957]イタリアの詩人。本名ウンベルト=ポーリ(Umberto Poli)。ユダヤ系でトリエステ生まれ。平明・簡潔な言葉で物語性あふれる音楽的な叙情詩を綴った。全詩集「カンツォニエ...