たいら‐の‐まさかど【平将門】
[?〜940]平安中期の武将。高望(たかもち)の孫。下総(しもうさ)を本拠として土着豪族の伝統的勢力を継承、伯父国香を殺し、関東の最強豪族となった。下総猿島(さしま)に王城を営み、文武百官を置...
たかぎ‐いちのすけ【高木市之助】
[1888〜1974]国文学者。愛知の生まれ。九大・名大教授。万葉集など古代文学を中心に、文芸学的研究にすぐれた業績を残した。著「吉野の鮎」「古文芸の論」など。
たかぎ‐ていじ【高木貞治】
[1875〜1960]数学者。岐阜の生まれ。東大教授。代数学における類体論を研究、日本の数学が国際的に認められる基礎を築いた。著「解析概論」「代数的整数論」など。
たかはし‐おさむ【高橋治】
[1929〜2015]小説家。千葉の生まれ。映画監督を経て執筆活動に入り、戯曲・小説を手がける。伝記物の他、叙情的な恋愛小説でも広い読者層を得る。「秘伝」で直木賞受賞。他に「絢爛(けんらん)たる...
たかはし‐げんいちろう【高橋源一郎】
[1951〜 ]小説家。広島の生まれ。「さようなら、ギャングたち」で作家デビュー、吉本隆明の激賞を受ける。「優雅で感傷的な日本野球」で三島由紀夫賞受賞。他に「競馬探偵の憂鬱な月曜日」「ペンギン村...
たかはし‐よしお【高橋義夫】
[1945〜 ]小説家。千葉の生まれ。編集者を経て小説家となる。個性的な時代小説で知られ、「狼奉行(おおかみぶぎょう)」で直木賞受賞。他に「闇の葬列」「秘宝月山丸」「北緯50度に消ゆ」など。
たちばな‐そとお【橘外男】
[1894〜1959]小説家。石川の生まれ。中学退学、服役など波瀾万丈(はらんばんじょう)の若年期を経た後に作家となる。エキゾチックな題材を扱った、猟奇的な幻想小説を多く発表。「ナリン殿下への回...
たわらや‐そうたつ【俵屋宗達】
桃山から江戸初期にかけての画家。俵屋は家号。伊年・対青軒の印を用いた。宗達光琳(こうりん)派、いわゆる琳派の祖。京都の上層町衆の出身とみられ、本阿弥光悦書の和歌巻の金銀泥下絵を描き、また扇面画や...
だざい‐おさむ【太宰治】
[1909〜1948]小説家。青森の生まれ。本名、津島修治。井伏鱒二に師事。自虐的、反俗的な作品を多く発表。玉川上水で入水自殺。作「津軽」「斜陽」「人間失格」など。→桜桃忌
ダライ‐ラマ【Dalai Lama】
チベット仏教ゲルク派(黄帽派)の教主の尊称。この称号は歴代教主の法名がギャムツォ(大海の意。モンゴル語でダライ)で終わることに基づく。「ラマ」はチベット語で師の意。転生者が代々その地位を相続し、...