ばしょう【芭蕉】
⇒松尾芭蕉(まつおばしょう) 山本健吉によるの評論。昭和30年(1955)から昭和31年(1956)にかけて「その鑑賞と批評」「奥の細道まで」「終焉まで」の全3部を刊行。著者は本作の功績な...
バルト【Roland Barthes】
[1915〜1980]フランスの批評家。構造主義の立場から、文学・言語・芸術など広範な分野で先鋭的な批評活動を展開。著「零度のエクリチュール」「モードの体系」「文学の記号学」。
バロー【Jean-Louis Barrault】
[1910〜1994]フランスの俳優・演出家。古典から前衛劇まで幅広い演目を扱い、特に舞台芸術の総合をめざす全体演劇を主張。「天井桟敷の人々」など映画出演も多い。
ひの‐けいぞう【日野啓三】
[1929〜2002]小説家・評論家。読売新聞の記者を経て文筆活動に入る。韓国人女性との結婚をめぐる経緯を描いた「あの夕陽」で芥川賞受賞。他に「抱擁」「砂丘が動くように」「台風の眼」「光」など。...
ひらの‐けん【平野謙】
[1907〜1978]評論家。京都の生まれ。本名、朗(あきら)。政治と文学、私小説などをテーマに鋭い評論を発表。戦後文学の代表的評論家として活躍。著「島崎藤村」「芸術と実生活」「昭和文学史」など。
ひらやま‐いくお【平山郁夫】
[1930〜2009]日本画家。広島の生まれ。東京美術学校で前田青邨に師事。日本美術院を中心に活動し、東京芸術大学学長などを歴任。また国内外の文化財保護にも注力した。仏教やシルクロードをテーマと...
ピカート【Max Picard】
[1888〜1965]ドイツの医師・思想家。芸術・宗教・文化などについての思索を深め、鋭い文明批評を行った。著「神よりの逃走」「われわれ自身のなかのヒトラー」など。
ピーサレフ【Dmitriy Ivanovich Pisarev】
[1840〜1868]ロシアの批評家。自然科学的唯物論の立場から芸術抹殺論を説いた。著「美学の破壊」など。
フェート【Afanasiy Afanas'evich Fet】
[1820〜1892]ロシアの詩人。芸術至上主義を掲げ、自然の一瞬の美をとらえた作品を残した。詩集「夕べの灯」、回想記「わが回想」、ショーペンハウアーの「意志と表象としての世界」の翻訳がある。
ふくだ‐つねあり【福田恆存】
[1912〜1994]評論家・劇作家・演出家。東京の生まれ。恆存は「こうそん」とも。芸術院会員。保守派の論客として平和論・憲法問題・国語問題などに評論活動を展開。演劇人としては現代演劇協会を創立...