うらべ‐かねかた【卜部懐賢】
鎌倉中期の神道家・古典学者。名は兼方とも。著「釈日本紀」など。生没年未詳。
かいげん【戒賢】
《(梵)Śīlabhadra》6世紀末のインド、マガダ国ナーランダー寺の僧。玄奘(げんじょう)の師。
かざんいん‐もろかた【花山院師賢】
[1301〜1332]鎌倉末期の公卿。正二位大納言。歌人。後醍醐(ごだいご)天皇が北条氏討伐の兵を挙げたとき、天皇の身代わりとなって比叡山(ひえいざん)に行き、天皇の笠置(かさぎ)遷幸を成功させた。
かわむら‐ずいけん【河村瑞軒】
[1618〜1699]江戸前期の商人。伊勢の人。瑞賢とも書く。江戸に出て材木商となり、明暦の大火で巨利を得た。のち、東廻り航路・西廻り航路を開発。安治川などの治水工事にも業績を残した。
きむら‐たいけん【木村泰賢】
[1881〜1930]仏教学者・インド哲学者。岩手の生まれ。東大教授。著「印度六派哲学」「阿毘達磨(あびだつま)論の研究」など。
きよはら‐のぶかた【清原宣賢】
[1475〜1550]室町後期の学者。吉田兼倶(かねとも)の子。清原宗賢の養子。号、環翠軒(かんすいけん)。法名、宗尤。儒学・国学に通じた。著「日本紀神代鈔」「貞永式目抄」。
ぎ‐ちゅうけん【魏忠賢】
[1568〜1627]中国、明(みん)末の宦官(かんがん)。16代皇帝天啓帝(てんけいてい)の下で権勢をふるい、東林党を弾圧して全盛期を誇るが、17代皇帝の崇禎帝(すうていてい)が即位すると弾劾...
すえ‐はるかた【陶晴賢】
[1521〜1555]室町後期の武将。大内義隆に仕えたが、のち、義隆を討ち、大友宗麟(おおともそうりん)の弟晴英を迎えて大内家の後嗣とした。毛利元就(もうりもとなり)と厳島(いつくしま)で戦って...
とういん‐きんかた【洞院公賢】
[1291〜1360]南北朝時代の公卿。有職故実に明るく、南北両朝から信任され、左大臣・太政大臣に任じられた。「拾芥抄」「歴代最要抄」などの編著のほか日記「園太暦(えんたいりゃく)」がある。中園...
やしろ‐ひろかた【屋代弘賢】
[1758〜1841]江戸後期の国学者。江戸の人。号、輪池。幕府の書役(かきやく)・右筆となり、塙保己一(はなわほきいち)を助けて「群書類従」編纂に参加。和漢の書を収集し、蔵書家としても知られた...