そう‐し【荘子】
⇒荘周(そうしゅう) 中国、戦国時代の思想書。33編。荘周とその後学の著とされる。成立年代未詳。内・外・雑編に分かれ、初期道家の根本思想を寓話(ぐうわ)を用いて説く。道教では尊んで「南華真経...
たいら‐の‐きよもり【平清盛】
[1118〜1181]平安末期の武将。忠盛の長子。通称、平相国・入道相国。法号、浄海。保元の乱・平治の乱で躍進し、源氏の勢力を抑えて従一位太政大臣となった。対宋貿易を振興し、六波羅政権を樹立。...
たいら‐の‐これもり【平維盛】
[1158〜1184ころ]平安末期の武将。重盛の長子。源頼朝と富士川に対陣中、水鳥の羽音に驚いて敗走。のち、源義仲追討に進撃したが、砺波山(となみやま)で大敗。その後滝口入道のもとで出家し、那智...
たかさぶ‐りゅうたつ【高三隆達】
[1527〜1611]室町末期・安土桃山時代の日蓮宗の僧。堺の人。日本に渡来した宋人の子孫で、書道・連歌・音曲などに非凡な才能を発揮。諸種の音曲を折衷して独特の隆達節を創始し、庶民の間に流行させた。
たかはし‐きいちろう【高橋揆一郎】
[1928〜2007]小説家。北海道の生まれ。本名、良雄。住友石炭鉱業退社後、執筆に専念。「伸予」で芥川賞受賞。他に「ぽぷらと軍神」「友子」など。
たかはし‐どうはち【高橋道八】
江戸後期に始まる清水焼陶工の代々の名。→仁阿弥道八(にんなみどうはち)
たかひと‐しんのう【幟仁親王】
[1812〜1886]有栖川(ありすがわ)宮韶仁(つなひと)親王の第1王子。明治天皇の書道・歌道の師範を務めた。
たかむら‐こうたろう【高村光太郎】
[1883〜1956]詩人・彫刻家。東京の生まれ。光雲の子。欧米に留学。ロダンに傾倒。帰国後、「パンの会」に加わり、「スバル」に詩を発表。近代美術の紹介に努めた。また、岸田劉生らとフュウザン会...
たかやま‐ちょぎゅう【高山樗牛】
[1871〜1902]評論家。山形の生まれ。本名、林次郎。東大在学中に小説「滝口入道」を発表し、「帝国文学」発刊に参加。「太陽」を主宰。日本主義を唱えた。のちニーチェの思想を賛美し、晩年は日蓮に...
たけだ‐いずも【竹田出雲】
浄瑠璃作者・興行師。 (初世)[?〜1747]別号、千前軒。竹本座の座元。経営に才腕を振るうとともに、浄瑠璃も書いた。代表作「蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」など。 (2世)...