あみだ‐ひじり【阿弥陀聖】
空也(くうや)上人の異名。 平安末期から鎌倉期にかけて、阿弥陀仏の名を唱えて、人々を勧化(かんげ)した法師。あみだのひじり。
うえすぎ‐のりざね【上杉憲実】
[1410〜1466]室町中期の武将。関東管領。将軍足利義教(あしかがよしのり)と鎌倉公方足利持氏の調停に努力したが、持氏と不和となった。永享の乱で持氏が死んだのち伊豆の国清寺で出家、諸国を行脚...
うざわ‐ひろふみ【宇沢弘文】
[1928〜2014]経済学者。鳥取の生まれ。東京大学で数学を学んだのち経済学に転じる。理論経済学の分野で功績があり、また公共経済学の立場から環境問題や種々の社会問題にも取り組んだ。文化勲章受章...
うだがわ‐げんずい【宇田川玄随】
[1756〜1798]江戸中期の蘭学者。江戸の人。津山藩医。名は晋。号、槐園(かいえん)。オランダの内科書「西説内科撰要」を翻訳。蘭学の発展に尽力した。
エイクマン【Christiaan Eijkman】
[1858〜1930]オランダの医学者。ジャワのバタビアで脚気(かっけ)の病因を研究、ビタミンB発見の端緒を開き、近代栄養学の基礎に貢献。1929年、ノーベル生理学医学賞受賞。
エイントーフェン【Willem Einthoven】
[1860〜1927]オランダの生理学者。わずかな電気変動を測定する弦電流計を考案し、心臓などの電気現象を研究。心電図法の発見により、1924年ノーベル生理学医学賞を受賞。アイントホーフェン。
エッシャー【Maurits Cornelis Escher】
[1898〜1972]オランダの版画家。位相幾何学の原理をヒントに、現実にはありえない錯視的空間を精密に描いた。
えびはら‐きのすけ【海老原喜之助】
[1904〜1970]洋画家。鹿児島の生まれ。川端画学校で学んだのち、渡仏して藤田嗣治に師事。帰国後、独立美術協会展に出品した「曲馬」などが代表作。骨太い造形性を備えた斬新な作風で、国際的に活躍した。
エラスムス【Desiderius Erasmus】
[1466ころ〜1536]オランダの人文学者。人文主義的立場から宗教改革の精神に同調したが、ルターの教皇・教会批判には反対した。ギリシャ語新約聖書の印刷校訂本を初めて出版。著「愚神礼讃」「自由意...
おお‐の‐やすまろ【太安万侶/太安麻呂】
[?〜723]奈良前期の文人。民部卿。稗田阿礼(ひえだのあれ)が誦習した旧辞を筆録して、3巻からなる古事記を完成させた。