なんぽ‐しょうみょう【南浦紹明】
[1235〜1309]鎌倉中期の臨済(りんざい)宗の僧。駿河の人。鎌倉建長寺住持。紹明は「じょうみん」「じょうみょう」とも。建長寺の蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)に師事し、正元元年(1259)入...
にちおう【日奥】
[1565〜1630]安土桃山・江戸初期の日蓮宗の僧。京都の人。不受不施派の祖。豊臣秀吉の千僧供養に応じず、のち徳川家康によって対馬に配流(はいる)。許されてのち妙覚寺に住した。
にんしょう【忍性】
[1217〜1303]鎌倉時代の真言律宗の僧。大和の人。字(あざな)は良観。叡尊(えいぞん)・覚盛(かくじょう)に師事。鎌倉に極楽寺を開創。道路・橋梁の建設や貧民救済など社会事業に尽くした。忍性...
ネストル【Nestor】
[1056〜1114]ロシアの修道僧。ロシア最古の年代記の編者。
はくいん‐えかく【白隠慧鶴】
[1686〜1769]江戸中期の僧。臨済宗中興の祖。駿河の人。号、鵠林。勅諡号(ちょくしごう)、神機独妙禅師・正宗国師。信濃飯山正受庵の道鏡慧端の法を嗣(つ)ぎ、故郷の松陰寺に住持した。京都妙心...
はくうん‐えぎょう【白雲慧暁】
[1223〜1298]鎌倉中期の臨済宗の僧。讃岐(さぬき)の人。勅諡号(ちょくしごう)、仏照禅師。初め比叡山に学び、のち泉涌寺で戒律を学ぶ。文永3年(1266)渡宋、帰国後、東福寺4世を継いだ。
はしもと‐がざん【橋本峨山】
[1852〜1900]臨済宗の僧。京都の生まれ。名は昌禎。号、息耕軒。峨山は字(あざな)。鹿王院の義堂などに師事。天竜寺管長。天竜寺再興の功労者。
はせがわ‐せんし【長谷川千四】
[1689〜1733]江戸中期の浄瑠璃作者。大和の人。長谷寺の僧侶の出。竹本座の座付きで、文耕堂・竹田出雲との合作が多い。作「鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)」「壇浦兜軍記(だん...
ばいさ‐おう【売茶翁】
[1675〜1763]江戸中期の黄檗(おうばく)宗の僧。肥前の人。俗名、柴山元昭。万福寺で修行。京都東山で売茶業を営みながら生涯を送った。煎茶道を広めたとされる。晩年は僧をやめ、高遊外(こうゆう...
ばそ‐どういつ【馬祖道一】
[709〜788]中国、唐代の禅僧。漢州・什邡(じゅうほう)(四川省)の人。勅号、大寂禅師。慧能門下の南岳懐譲(なんがくえじょう)の法を嗣(つ)ぎ、江西省で禅宗を広めた。弟子に百丈懐海らがいる。