タウト【Bruno Taut】
[1880〜1938]ドイツの建築家。「鉄の記念塔」「ガラスの家」「色彩建築」やベルリンの集合住宅の設計・建築で注目されたが、ナチス政権を逃れ、1933年(昭和8)来日。桂離宮など日本の伝統的な...
たかぎ‐のぶこ【高樹のぶ子】
[1946〜 ]小説家。山口の生まれ。本名、鶴田信子。「光抱く友よ」で芥川賞受賞。恋愛小説を多く書く。「HOKKAI」で芸術選奨。他に「水脈」「透光の樹」など。
たかくら‐けん【高倉健】
[1931〜2014]映画俳優。福岡の生まれ。本名、小田剛一(ごういち)。昭和31年(1956)「電光空手打ち」の主演でデビュー。「網走番外地」「昭和残侠(ざんきょう)伝」など任侠映画に多く出演...
たかはま‐きょし【高浜虚子】
[1874〜1959]俳人・小説家。愛媛の生まれ。本名、清(きよし)。正岡子規に師事。俳誌「ホトトギス」を継承して主宰、多くの門下を育てた。句風は客観写生・花鳥諷詠に立ち、平明で余情が深い。文...
たきがわ‐きょう【多岐川恭】
[1920〜1994]小説家。福岡の生まれ。本名、松尾舜吉。本格推理小説、時代小説、ミステリー、SFなど広い分野で作品を発表。巧みなストーリー展開と綿密な性格描写で多くの読者を得た。「落ちる」で...
たきた‐ちょいん【滝田樗陰】
[1882〜1925]編集者。秋田の生まれ。本名、哲太郎。「中央公論」主幹。同誌を総合雑誌に発展させ、多くの作家を育成した。
たけだ‐ゆうきち【武田祐吉】
[1886〜1958]国文学者。東京の生まれ。厳密な文献学的方法に基づいて万葉集などの上代文学を研究、多くの校訂や考証を行った。著「上代国文学の研究」など。
たちはら‐まさあき【立原正秋】
[1926〜1980]小説家。朝鮮の生まれ。能に深く傾倒し、独特な美意識と叙情性にあふれた作風で人気を集め、多くのベストセラーを生み出した。「白い罌粟(けし)」で直木賞受賞。他に「薪能(たきぎの...
たちばな‐そとお【橘外男】
[1894〜1959]小説家。石川の生まれ。中学退学、服役など波瀾万丈(はらんばんじょう)の若年期を経た後に作家となる。エキゾチックな題材を扱った、猟奇的な幻想小説を多く発表。「ナリン殿下への回...
たちばな‐たかし【立花隆】
[1940〜2021]ノンフィクション作家・評論家。長崎の生まれ。本名、橘隆志。「田中角栄研究」で地位を確立。その後も宇宙・医療など、幅広い分野で多くの著作を残した。作「宇宙からの帰還」「脳死」など。