みやがわ‐ちょうしゅん【宮川長春】
[1682〜1752ころ]江戸中期の浮世絵師。宮川派の祖。尾張の人と伝える。通称、長左衛門。菱川師宣(ひしかわもろのぶ)・懐月堂安度(かいげつどうあんど)などの影響を受け、肉筆画に専念、艶麗な美...
みやけ‐しょうざん【三宅嘯山】
[1718〜1801]江戸中期の俳人・儒学者。京都の人。名は芳隆。字(あざな)は之元。別号、葎亭(りってい)など。俳諧に長じ、炭太祇・与謝蕪村らと交わり、独自の俳境を開いた。編著「俳諧古選」「俳...
みやこじ‐ぶんごのじょう【宮古路豊後掾】
[1660?〜1740]江戸中期の浄瑠璃太夫。豊後節の始祖。京都の人。初世都太夫一中に学び、都国太夫半中と称したが、のち独立して宮古路と改め、一流をなした。江戸に出て豊後掾を受領、哀婉な語り口で...
みやこだゆう‐いっちゅう【都太夫一中】
[1650〜1724]江戸前期の浄瑠璃太夫。初世。京都の人。本願寺派明福寺の住職。還俗して岡本文弥門下の都万太夫に浄瑠璃を学び、のち一中節を創始。以来現在まで一中節都派の家元名となっている。都一中。
みやこのにしき【都の錦】
[1675〜?]江戸中期の浮世草子作者。大坂の人。本名、宍戸光風。通称、与一。西沢一風の助力を得て、「元禄大平記」「沖津白波」などを発表した。
みやこ‐の‐よしか【都良香】
[834〜879]平安前期の漢詩人・漢学者。詩文に秀でて名声が高く、文章博士(もんじょうはかせ)となった。漢文集「都氏文集」など。
みやざき‐かんち【宮崎寒雉】
[?〜1712]江戸中期の釜師。能登の人。名は義一。前田家の兵器や鳴物(なりもの)類を鋳造していたが、のち茶の湯釜を作った。子孫は代々寒雉を名のり、現在に至る。
みやもと‐むさし【宮本武蔵】
[1584ころ〜1645]江戸初期の剣術家。播磨(はりま)あるいは美作(みまさか)の人。名は玄信。号、二天。剣の修行のため諸国を巡り、二刀流を編み出し、二天流と称した。佐々木巌流との試合に勝ち...
むらがき‐のりまさ【村垣範正】
[1813〜1880]江戸末期の幕臣。江戸の人。号、淡叟。安政元年(1854)ロシア使節プチャーチンと応対。のち、箱館奉行・外国奉行・神奈川奉行・遣米使節副使などを歴任。
もりかわ‐きょろく【森川許六】
[1656〜1715]江戸前期・中期の俳人。蕉門十哲の一人。彦根藩士。名は百仲(ももなか)。別号、五老井・菊阿仏。漢詩・絵画に親しみ、北村季吟系の俳諧を学んだが、のち芭蕉に師事。編著「風俗文選」...