たかぎ‐ていじ【高木貞治】
[1875〜1960]数学者。岐阜の生まれ。東大教授。代数学における類体論を研究、日本の数学が国際的に認められる基礎を築いた。著「解析概論」「代数的整数論」など。
たなべ‐はじめ【田辺元】
[1885〜1962]哲学者。東京の生まれ。京大教授。新カント学派の影響をうけて科学批判を展開。また、ヘーゲルの観念弁証法とマルクスの唯物弁証法とを研究・批判し、独自の絶対弁証法を提唱。著「科学...
ティーレ【Cornelis Petrus Tiele】
[1830〜1902]オランダの宗教学者。宗教学の創始者の一人。古代オリエント宗教史を研究。著「宗教史概論」。
はしもと‐しんきち【橋本進吉】
[1882〜1945]国語学者。福井の生まれ。日本語の歴史的研究に力をそそぎ、音韻史の分野では上代特殊仮名遣いを解明。また、室町時代末の音韻体系をキリシタン資料によって再構した。文法研究の分野で...
はせべ‐ことんど【長谷部言人】
[1882〜1969]人類学者・解剖学者。東京の生まれ。新潟大・東北大・東大教授。日本人類学会会長。日本人の起源を研究し、東京帝大理学部に人類学科を創設した。著作に「自然人類学概論」「日本人の祖...
はねだ‐とおる【羽田亨】
[1882〜1955]東洋史学者。京都の生まれ。京大教授・総長を歴任。西域、中央アジア史を専攻。文化勲章受章。著「西域文明史概論」「西域文化史」など。
やつ‐なおひで【谷津直秀】
[1876〜1947]動物学者。東京の生まれ。東大教授。実験形態学・実験発生学および分類学の発展に貢献。著「動物分類表」「無脊椎動物系統学概論」など。
よしだ‐けんいち【吉田健一】
[1912〜1977]評論家・英文学者・小説家。東京の生まれ。吉田茂の長男。評論のほか、短編・随筆も発表。著「文学概論」「ヨオロツパの世紀末」など。
りょう‐けいちょう【梁啓超】
[1873〜1929]中国、清末・民国の政治家・学者。広東省新会県の人。字(あざな)は卓如。号、任公。康有為に師事し、戊戌(ぼじゅつ)の改革に参加したが、失敗して日本に亡命。辛亥(しんがい)革命...