に/から の解説 - 小学館 類語例解辞典

に/から の共通する意味

動作・状態の始まる時を表わす。

に/から の使い方

▽工事は三月に開始した ▽店は一〇時に開く
から
▽朝から彼を待っている ▽仕事は九時半からです

に/から の使い分け

動作や状態の始まる時は、時を表わす名詞に「に」をつけて表わす場合、「明日開店する」のように、格助詞をつけないで名詞だけで表わす場合と、「から」をつけて表わす場合とがある。
「に」がつくのは、「…年」「~月…日」「…曜日」「~時…分」などのように、いつであるかがはっきりと定まっている場合である。
「今日」「明日」「昨日」「今朝」「来週」「先月」「去年」「現在」「将来」「最近」などのように、話している時を基準にして、いつであるかが定まり、時間的にも幅のあるような名詞の場合には、格助詞をつけないでいう。
「に」を用いた場合は動作や状態の始まった時点だけを問題にするが、「から」を用いた場合は動作や状態が継続することを意味する。

に/から の類語対比表

学校は九時…始まる試験は昨日…始まった彼は朝…ずっと寝ている
から