- 「弁慶が大長刀を打ち流して、手並みのほどは見しかば、―と肝を消す」〈義経記・三〉
1 物の表面に現れたさまざまな形や模様。特に、線が斜めに交わった模様。
2 特に苦心した、文中の言い回し。含みのある表現や微妙なニュアンス。「言葉の―」
3 表面的には見えないが、たどると見えてくる社会や世の中の入り組んだ仕組み。裏表。「人生の―」
4 (綾)いろいろな模様を織り出した絹織物。あやおり。あやおりもの。
宮崎県中部、東諸県 (ひがしもろかた) 郡の地名。国内有数の照葉樹林群が広がり、九州中央山地国定公園に含まれる。
出典:青空文庫
・・・に涙を流したまま、平あやまりにあやまっているではありませんか!「・・・ 芥川竜之介「女仙」
・・・松村は確かだけれど、あやふやな男ですがね、弱りました、弱ったとも・・・ 泉鏡花「開扉一妖帖」
・・・またまたあやしむこと限りなし。ふたたび貝石うる家の前に出で、価を・・・ 幸田露伴「突貫紀行」