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心地よく楽しいこと。官能的な欲望の満足によって生じる、快い感情。けらく。「—をむさぼる」
《「孟子」梁恵王上から》衆人とともに楽しむこと。
花の開くことと落ちること。
「百花の—送り迎えて」〈荷風・腕くらべ〉
《原題、(イタリア)Il Piacere》イタリアの詩人・小説家・劇作家、ダヌンツィオの長編小説。1889年刊行。「罪なき者」（1892年刊）「死の勝利」（1894年刊）とあわせ、「薔薇の小説」三部作をなす。
出典：デジタル大辞泉（小学館）
かいらくげんそく【快楽原則】
精神分析の用語。人間に生まれつき備わった無意識的、衝動的に、快楽を追求するという精神傾向。⇔現実原則。
かいらくしゅぎ【快楽主義】
自己の快楽を追求して苦痛を避けることが善であり、それが人生究極の目的あるいは道徳の原理であるとする考え。快楽説。ヘドニズム。
出典：青空文庫
･･･し給い、善人は天上の快楽を受け、また悪人は天狗と共に、地獄に堕ち･･･ 芥川竜之介「おぎん」
･･･を愛するように、古い快楽説を愛するものである。我我の行為を決する･･･ 芥川竜之介「侏儒の言葉」
･･･空想を再びする無上の快楽を捉えなければならぬ。―― 硝煙は見る見･･･ 芥川竜之介「少年」
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