げきじょうか【撃壌歌】
《「十八史略」などにみえる故事から》中国伝説時代の五帝の一人、尭の時、老人が太平を謳歌 (おうか) して、大地を足で踏み鳴らして歌ったという歌。その詞は「十八史略」に「日出而作、日入而息、鑿井而飲、耕田而食、帝力何有於我哉(日出 (いで) て作 (な) し、日入りて息 (いこ) う、井を鑿 (うが) ちて飲み、田を耕して食 (くら) う、帝力 (ていりき) 何ぞ我においてあらんや)」とある。
げきじょうがたはんざい【劇場型犯罪】
犯行声明などを発表し、人々の注目を集めることを目的の一つとする犯罪。また、テレビや新聞などのマスメディアに大々的に取り上げられることによって、人々の注目が集まった犯罪。
げきじょうがたせいじ【劇場型政治】
単純明快なキャッチフレーズを打ち出し、マスメディアを通じて広く大衆に支持を訴える、ポピュリズム的政治手法。敵対勢力を悪役に見立て、自分は庶民の味方として戦いを挑むといった構図を作り上げ、国民の関心を引きつける。日本では小泉純一郎が得意とした手法。
出典:青空文庫
・・・第一劇場からして違うよ』『一里四方もあるのか?』『莫迦な事を言え・・・ 石川啄木「火星の芝居」
・・・水晶宮のごとく輝いた劇場であった。 ああ、一翳の雲もないのに、緑・・・ 泉鏡花「伯爵の釵」
・・・は、また、ある友人の劇場に関係があるのに手紙を出し、こうこういう・・・ 岩野泡鳴「耽溺」