棟上 (むねあ) げ」に同じ。

[名](スル)
  1. 高く上がること。立ちのぼること。

    1. 「烟は次第に—し」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉

  1. 物価が高くなること。騰貴昇騰。「地価が—する」

城の東の方。都の東側。また、その地域

大阪市東部の区名。昭和18年(1943)東成両区から分区して成立昭和49年(1974)東半部は鶴見区となる。

もと東京市の区名。昭和7年(1932)亀戸大島・砂の3町によって成立昭和22年(1947)深川区と合併して江東区となる。

城のそば。また、城の上。

「昨日杖を此の—に曳いて」〈啄木葬列

  1. 神仏の前に絶えずともしておく灯火。みあかし。常灯明。

  1. 街路や辻などに終夜ともしておく灯火。常夜灯。

きまりきった、または、ありふれたやり方。「—の手法

[名・形動]

  1. 物の品質や出来ばえなどが、すぐれてよいこと。また、そのさま。優秀。「—な品」⇔下等

  1. 申し分がないさま。結構。上出来。満足。「マラソンで10着に入れば—だ」

  1. 等級が上であること。等級が上のもの。

    1. 船賃は—にて十円か十五円」〈福沢福翁自伝

[補説]2は、「喧嘩上等」「左遷だって。上等じゃないか」のように、一般には避けるのが普通物事に向こう見ずに飛びついたり、落胆するような場面でそれがどうしたと居直ったりする気分で使うことがある。
[派生]じょうとうさ[名]
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2023年11月